Post ID: 3107

【脂質の種類】

脂質には種類があり、常温で固まる飽和脂肪酸と常温で固まらない不飽和脂肪酸に分けられ、体の中で合成できないものを必須脂肪酸と呼びます。

種類によっては摂りすぎない方がいいものや、美肌のために積極的に摂りたいものなどいろいろあるのでチェックしてくださいね。

青背の魚は進んで摂取！トランス脂肪酸を含むものは控えめに。

● 飽和脂肪酸(常温で固まる)

主な食品：乳製品や肉など動物性脂肪に多く含まれる。ラード、バター、ベーコン、ソーセージ、クッキー、生クリームなど。

特徴：適度な摂取が必要。摂りすぎると血液の粘度が高まり中性脂肪やコレステロール値が上がる原因に。動脈硬化、高血圧、肌トラブルの原因に。炎症を引き起こす。

● 不飽和脂肪酸(常温で固まらない)

特徴：老化や紫外線から肌を守り炎症を抑える。善玉コレステロールを下げずに総コレステロールを下げる。動脈硬化や高血圧の予防に効果がある。酸化しにくく過酸化脂質をつくりにくい。肌荒れやアレルギーの予防に。

〈必須脂肪酸〉

・「オメガ3（n-3系）系脂肪酸」

積極的に摂取。　主な食品：イワシやサンマ、マグロ、サバなどの青背の魚にはEPA,DHAが多く含まれている。α-リノレン酸(しそ油、アマニ油、えごま油、などの植物油)

特徴：動脈硬化の原因となる悪玉コレステロールを減らし、中性脂肪を下げる働き。血圧を下げるほかに、アレルギー予防

ＤＨＡには悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やす働きがある。

・「オメガ6（n-6系）系脂肪酸」

ほどほどに摂取。主な食品：サラダ油、コーン油、ごま油、大豆油などの植物油)、肝油、レバー

特徴：n-6系を摂りすぎると免疫バランスが崩れ、アトピーなどのアレルギー疾患が増える原因に。