たくさんある保湿成分にはそれぞれ役割があるんです

たくさんある保湿成分にはそれぞれ役割があるんです

乾燥から肌を守るために欠かせない、保湿成分。セラミドやコラーゲン色々ありますが、それぞれの役割はご存知ですか。

今回は代表的な保湿成分3つのタイプとその特徴を紹介します。自分に肌に必要な保湿成分選びにぜひお役立てください。

 

3つのタイプに分かれる保湿成分

【サンドイッチタイプ】

このタイプの保湿成分は、水分を挟み込んで維持する役割があります。しっかりと水分を挟み込んで逃さないようにする性質なので、水分保持力は保湿成分の中でも高いタイプになります。

 

★セラミド

細胞間脂質の約4割を占める成分。水分を挟んで逃さないように強力にキープする性質があります。こちらも合わせて読んでみてください。

「セラミドを補って乾燥知らずの肌になろう」

 

★スフィンゴ脂質

ちょっと聞き慣れない成分ですが、セラミド以外の細胞間脂質です。保湿力はセラミドよりも少し弱い。

 

★レシチン

大豆から抽出される成分で、水素添加大豆レシチンといわれる成分です。浸透力と保湿力が高い成分といわれています。

 

★ステアリン酸コレステロール

これもスフィンゴ脂質と同様、セラミド以外の細胞間脂質で、保湿力はセラミドより弱いといわれています。

 

【抱え込みタイプ】

このタイプは、水分を抱え込んでキープする役割があります。真皮に元々ある成分が使われることが多く、乾燥する季節も水分保持力を保てますが、化粧品では真皮までに吸収されず角質層の保湿目的に使われます。

 

★ヒアルロン酸

真皮に存在するゼリー状の成分。質量の200~600倍の水分を抱え込むといわれています。

 

★コラーゲン

真皮で肌の弾力を保つ働きを持つ成分。化粧品としては真皮まで届かないため、保湿成分として使われています。

 

★エラスチン

真皮の繊維成分であり、高い保湿力があるため、化粧品に使われることが多くあります。

 

★ヘパリン類似物質

血液中にある水分含有力が高いヘパリンの類似成分。医薬品としても使われる成分です。

 

【つかみタイプ】

水分を吸湿する性質がありますが、乾燥する季節は保湿力が低下してしまいますので、保湿力は3つのタイプの中でも低いという特徴があります。

 

★天然保湿因子(NMF)

角質細胞内にある成分で、アミノ酸や尿素など約20種類の成分で構成されています。サラッとしていて使用感が良い成分です。

 

★PG(プロピレングリコール)、グリセリン、1.3BG(ブチレングリコール)

アルコールの一種、多価アルコール。吸湿性に優れているものの、保湿力は弱い成分です。

 

スタアリィアイ化粧品にも様々な保湿成分が配合されています。

化粧品の成分表示を見て、どのような保湿成分が使われているのか、自分の希望する成分が配合されているのかチェックしてみてはいかがでしょうか。