女性の肌は生理周期とホルモンバランスに左右される?vol.1
【女性の肌は、生理周期と女性ホルモンのバランスに左右されている?vol.1】
こんにちは店長Kです。
女性に毎月やってくる生理。
毎月身体はだるくなるし、肌荒れやニキビもできやすくなったり結構面倒ですよね…。
これには女性ホルモンのバランスが密接に関係しています。
今回は女性ホルモンについてお話させていただきます。
≪安定したお肌のためにホルモンバランスを整えましょう≫
女性の肌は生理周期と女性ホルモンの分泌のバランスに影響され、
女性ホルモンは女性としての機能をコントロールする役割があります。
女性ホルモンの種類は大まかに2種類(エストロゲンとプロゲステロン)あり、どちらも肌荒れに影響します。
ホルモンバランスの周期が分かっていないまま、いつも通りのスキンケアをしてしまうと思わぬ肌トラブルにつながってしまうことも。
女性ホルモンは、加齢やストレス、冷えなども原因で減る傾向がありますが、
多ければ多いほどいいわけではなく、バランスがうまく取れていることが重要なのです。
1ヶ月の女性ホルモンの周期をある程度自覚しておくと、その時々で肌の状態に合わせたスキンケアができます。
そうするとピンポイントで肌ケアできるのでニキビや肌荒れを未然に防ぐことができます。
[女性ホルモンの種類]
●エストロゲン(卵胞ホルモン) うるおいUP
女性らしさを形づくるホルモンで肌にうるおいやハリを与え、キメを細かくし、ふっくらとした肌を作る。
肌や髪のツヤ、丸みのある女性らしい身体を作るのもこのホルモンの働き。
自律神経を安定させ、血管、骨、関節、脳など健康な身体づくりに関わる。
一方、増えすぎると乳がんや子宮体がんのリスクが高まるため、分泌量が多ければいいというわけではない。
●プロゲステロン(黄体ホルモン) 皮脂UP
妊娠に備えるホルモン。体内の水分や栄養素をためこむ性質がある。食欲増進、基礎体温を上げる。
生理前や妊娠中にしみやニキビができやすくなるのはプロゲステロンの影響。
バランスを崩すと生理前にむくみやすくなったり、皮脂の分泌が増えたり、角質が厚くなるなど男性ホルモンに似た作用もある。
このホルモンには紫外線の影響をうけやすくなったりPMS(月経前症候群)を引き起こしたりします。
いかがでしたか?
女性ホルモンとひとことで言っても、違う作用があるんですね。
ホルモンの分泌が多いからいいというわけではなく、このふたつのバランスが重要ということが分かりました。
次回は、女性ホルモンの1ヶ月の流れの中でどのようなケアをすればいいかお話したいと思います。
ちなみに最近はスマホのアプリで簡単に生理の周期を登録できるものがあるのでご自身の体調と肌のコンディションを知るいい機会だと思います。ぜひ試してみてくださいね。
(参考)
・スキンケア大学著「医師が教える正しいスキンケア大全」宝島社 2017年
・監修 櫻井直樹 執筆 永松麻美 「正しい知識がわかる 美肌事典」高橋書店 2021年
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