【 シミについて② -シミの種類とケア方法- 】
こんにちは店長Kです。
だんだんと紫外線が気になってきている今日この頃。
紫外線はしっかりケアしていないと後々シミやソバカス、シワの原因になってしまいます。
いますぐ一緒にシミ対策始めましょう!!
▶過去記事 〈シミ〉について その①どうしてシミはできてしまうの? – 心も体も美しく【美・おうち時間】
前回はどうしてシミができてしまうかについてお話しました。
今回はシミの種類とシミケア方法について。
実は、シミの種類には大きく分けて4種類に分けられます。(全部で6種類)
顔の中に何種類かのシミが混在していることもあります。
シミは、紫外線やセルフケアによる摩擦によっても悪化しますが、ケア方法はシミの種類によって違ってくるので効率よくシミを薄くするには自分のシミの種類を知っておくことが大切です。
①〈老人性色素斑〉
日焼けの積み重ねによってできるシミ。
(ケア) 毎日の紫外線対策をしっかりと。レジャーなど紫外線が多いところへ行く時は、日焼け止め+ファンデーションのダブル使いを。見えるか見えない程度のとても薄いシミの初期段階であれば美白化粧品が有効ですが、しっかりと皮膚に定着したはっきりしたシミは、メラニンが増えているだけでなく皮膚構造まで変化してしまっているため美白化粧品ではなかなか効果が期待できません。はっきりしたシミにはレーザー治療が効果的。
②〈炎症後色素沈着〉
ニキビ跡、傷跡などが茶色くシミとなったもの。ニキビができやすい頬から顎にかけてできたり腕や足にできた傷跡や虫刺されなどもこちら。ムダ毛処理などで毛抜きで抜いていると毛穴のまわりが炎症を起こして黒ずんだりするのもこのタイプ。
(ケア) 時間が経つと消えるが紫外線を浴びるとそのまま残ってしまうことも。美白化粧水が有効。オススメ成分はビタミンC誘導体。ピーリングが速効性あり。
③〈肝斑〉
女性ホルモンのバランスが乱れて頬骨から目尻に左右対称にできるシミ(鼻の下や額にできることもある)。妊娠中、更年期、ピルを服用した時にでやすくなる。ストレスなどによってさらにシミが濃くなることもある。
(ケア) 美白化粧水が有効。ピーリングや内服薬を一緒に使うと早い効果が期待できる。レーザー治療は不向き。
肝斑の原因となるメラニン生成抑制作用があるトラネキサム酸の数カ月の服用が効果的。漢方も有効。
ホルモンバランスが重要となってくるので、疲れ、睡眠不足、ストレスなどの解消を。クレンジングや洗顔などは摩擦に十分に気をつける。抗酸化食材を進んで摂るようにしましょう。
④〈雀卵斑 ソバカス〉
遺伝でできる小さく茶色いシミのことをソバカスという。10代のころから鼻から頬骨を中心に散らばるようにできるのが特徴。特に色の白い欧米人や日本人でも色白の人に比較的多いようです。
(ケア) ソバカスは遺伝的なものが大きいようで美白化粧品ではあまり効果が期待できないかも。紫外線で悪化するため浴びすぎるとソバカスが増えて色が濃くなり、老人性色素斑も同時に増えてしまうので要注意です。紫外線対策をしっかりめに。
美容皮膚科で相談を。
⑤〈脂漏性角化症〉
別名:老人性ゆうぜい。シミからイボのように盛り上がったもの。表面はぽつぽつとしている。手の甲や腕にもできやすい。レーザー治療・凍結療法など皮膚科で相談を。
⑥〈花弁性色素斑〉
レジャーなどで紫外線を大量に浴びて日焼けをした後できる小さな花弁状(よく見ると花びらのような形にみえる)のシミ。レーザー治療が有効。
いかがでしたか?
シミといっても結構いろんな種類がありましたね。
ひとくくりにせず、自分のシミの種類はなんなのか?そして最善のシミケア方法はなんなのか?(参考)
その上でシミ対策をしていただきたいと思います。
(参考)
吉木伸子 岡部美千治 小田真規子 監修「素肌美人になれる正しいスキンケア事典」高橋書店 2021年
友利新 著者 「最新 美肌事典」 株式会社KADOKAWA 2021年
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