淹れ方を変えるだけでもっとルイボスティーが楽しめる!

淹れ方を変えるだけでもっとルイボスティーが楽しめる!

健康にも美容にも良いルイボスティーは、ティーバッグで淹れることが多いと思います。もちろん、それでも十分美味しくいただけるのですが、実はもっと美味しく、もっと成分を引き出せる淹れ方があるんです。今回は、ルイボスティーの淹れ方のポイントを紹介します。

手軽に飲みたいならティーバッグ、効果を引き出したいなら煮出しを

市販のルイボスティーはティーバッグで売られていることが多いです。ティーバッグをカップに入れてお湯を注ぐだけでも、ルイボスティーの香りと味を楽しめます。原産地の南アフリカではこのようにして飲むことが多いそうです。すぐに飲みたい時や職場で飲むときなどにはオススメです。

 

でも、もっとルイボスの成分を効率よく引き出すには、ぜひ煮出しをしてください。

 

煮出しの方法はとっても簡単です。

①1.8リットルの水を沸騰させる

②お湯が沸いたらティーバッグを一つ入れる。

③10分程そのまま煮沸させる

たったこれだけ。ポイントは10分以上煮出すということ。こうすることで、ルイボスティーの抗酸化作用が強くなるそうです。

また、火を止めた後すぐにティーバッグを取り出さず、冷めてから取り出しましょう。

 

煮出す容器は基本的にどんな素材でも構いませんが、ステンレス製のやかんなら、お茶の成分が容器と反応して風味を損ねることはありません。

 

長時間おいても風味が変わらない

紅茶や緑茶などは、抽出時間が長くなると苦味や渋みが出てくることがあります。これはカフェイン(苦味成分)、タンニン(渋み成分)が多くお湯に溶け出してしまうためです。

しかし、ルイボスティーは、煮出す時間が長くなっても、苦味や渋みが出ません。なぜなら、カフェインが含まれておらず、タンニンの量が少ないから。

そのため、抽出時間だけでなくそのまま置いておいても風味が変わらず、最後まで同じ味と香り、色を楽しめ、成分も変わることはないので、体への効果が薄れてしまう心配もありません。

 

ルイボスティーは、爽やかで飲みやすいお茶なので、ストレートで飲むだけでなく、ミルクや蜂蜜、レモンを入れても美味しくいただけます。また、ブランデーやウイスキー、焼酎割りにもオススメです。

 

これから寒くなって体調が崩れやすい季節が来ます。健康維持のためにも、毎日の生活習慣にぜひルイボスティーを取り入れて、おうち時間を楽しんでくださいね。

 

(参考)

中野昌俊著『もっと素敵に!若さと美のお茶ルイボスティー』光雲社 1994年