女性ホルモンバランスの周期ごとの肌のお手入れ法 vol.2

女性ホルモンバランスの周期ごとの肌のお手入れ法 vol.2

【女性ホルモンバランスの周期ごとの肌のお手入れ法 vol.2】

 

こんにちは店長Kです。先日女性ホルモンの種類や周期についてお話させていただきました。

▶過去記事 女性の肌は生理周期とホルモンバランスに左右される?vol.1 – 心も体も美しく【美・おうち時間】

今日は、女性ホルモンバランスの周期ごとのお手入れ法などを知っていただけたらと思います。

 

 

 

月経期 → 卵胞期 → 黄体期(前期) → 黄体期(後期) → 月経期

大体7日周期でこのような感じで女性ホルモンの周期は変化していくのですが、そのときそのときお肌の状態は全然ちがうんです。

詳しくみていきましょう。

 

≪女性ホルモンの周期のながれ≫

(月経期) 生理中で血液、栄養、酸素、ホルモンなどが流れて代謝が悪くなる。むくみやだるさもあらわれる。どちらのホルモンも分泌量が減る。

(卵胞期) 生理後は新陳代謝が活発になり、お肌の調子や気持ちも落ち着いているとき。卵胞期から排卵期は一気にエストロゲンの分泌量が増える。ハリ・弾力のある柔らかい肌が実感できる。

(黄体期(前期) 排卵が促される。体温が上がりむくみやすくなることも。

エストロゲンは減るがプロゲステロンの分泌量が増える。脂肪や水分を体にため込みやすくなるかわりに肌表面の水分が不足。

(黄体期(後期) 生理前の高温期。心や体だけでなくお肌も不安定になりがち。PMSを訴えるひとも。

皮脂分泌が増え角質が厚くなりやすい。そしてニキビやテカリ、毛穴詰まりなどの肌トラブルが起こる。

 

このように2つのホルモンの波によって一か月の間にお肌の調子は左右されます。

次はお肌の状態とその時々のお肌に合わせたお手入れ方法をご紹介いたします。

 

≪ホルモンに左右されないお手入れ方法≫

(月経期) お肌は乾燥しがちなので保湿重視のお手入れを。血行の流れが悪くなるのでくすみが気になるときは体をしっかり温めて冷え対策を。

いつも以上にお手入れの摩擦には注意が必要です。角質ケアやピーリングは月経期はやめておいた方が無難です。

(卵胞期) 肌の代謝が上がり調子がいいとき。新しい化粧品を試したり、積極的なケアが向いているときです。

角質ケアやピーリングに向いているときなのでエステサロンやクリニックの施術をこのときにするといいかもしれません。

(黄体期(前期) 肌の調子は下降気味になってしまいます。水分不足が起こり、乾燥からシワができやすいとき。キメも荒れがちに。

栄養補給でパックをするなど、いつも以上に保湿ケアを。むくまないように冷えにも注意!

(黄体期(後期)

黄体ホルモンの影響で角質が厚くなったり皮脂分泌が増えるのでニキビや肌荒れが起こりやすくテカりやすい傾向に。

かゆみや炎症など肌荒れが起こりやすいとき。肌が敏感な感じではなく、肥厚や毛穴が詰まっているようなら角質ケアを。ピーリングや新しいアイテムを試すのはやめて、アイテムを減らしてシンプルなケアを心がけましょう。

 

いかがでしたか?わたしは、生理前は肌荒れやニキビができやすいのでなるほど!納得でした。

でも肌トラブルが起こらないように事前に生理周期を把握しておくことは大事だなぁと感じたのでこれからもっと気をつけようと思います。

ツルツルピカピカの美肌を目指して頑張りましょう!!

(参考)

・監修 櫻井直樹 執筆 永松麻美 「正しい知識がわかる 美肌事典」高橋書店 2021年