アトピー性皮膚炎・ドライスキンはセラミド不足で皮膚バリア機能の低下が原因で起こります【肌の構造編】
こんにちは店長Kです。
この時期の乾燥でさらにお肌が荒れてる?!というかたはきっと多いと思います。
前回の記事で
冬だからこそ水分補給が大切です。 をお話しましたが
からだだけではなくお肌も水分がなくなるとダメージが大きいです。
今日はアトピー性皮膚炎やドライスキンのお肌のお話をします。
アトピー性皮膚炎やドライスキンのお肌は、皮膚のバリア機能の低下が原因の一因です。
皮膚は、外側から順に
「角質層」
「表皮」(角質層を含んで表皮といいます)
「真皮」
といいます。
健康なお肌は、細菌などの微生物やアレルゲン(ダニなど)が肌に侵入しそうになると
まず一番外側の角質層がバリアの役目で侵入しないように防ぎます。
そして、さらにその下の表皮層にはマクロファージという細胞があって
細菌類の侵入を監視して、攻撃してくれる働きがあります。
(細菌などの微生物や異物を食べる機能があり、食細胞と呼ばれています)
マクロファージが正常に機能するということは健康なお肌にとってとても重要なことなのです。
そしてその下の真皮層には神経や血管があり、アレルギー反応の原因ともなる肥満細胞が存在しています。
お肌の表面の角質の細胞と細胞の間には「セラミド」という脂質があります。
これが細胞と細胞の接着剤のような働きをしていることにより健康なお肌は保たれています。
しかし、セラミド不足などの原因で細胞と細胞のあいだにすきまができてしまうと
水分が蒸発してしまい、結果、角質層が乾燥してしまうのです。
アトピー性皮膚炎やドライスキンのお肌は、細胞の接着剤の働きをするセラミドが不足しているので
カサカサに乾燥しています。
この状態になってしまうと、バリア機能が低下してしまい、細菌などの微生物やダニなどのアレルゲンがすき間から簡単に侵入してきて
皮膚がかゆくなってしまったり、アトピー性皮膚炎になってしまうのです。
皮膚の真皮に存在する肥満細胞がアレルギー反応によって破れて、ヒスタミンを放出し、
結果、表皮に向かっている神経細胞が刺激され激しいかゆみなどのアトピー性皮膚炎が起こるのです。
これは基本のスキンケアですが、お肌がカサカサになってしまったとき、
まず化粧水でしっかりとしっかりとお肌の中に水分を浸透させてから
セラミド配合のクリームで水分の蒸発を閉じこめることが大切なのです。
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「免疫力をアップする科学」2018年
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